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軽減税率で生活に安心
家庭、小売りの現場から
公明党が政党で唯一訴え、実現した消費税の軽減税率。実施から4カ月以上が経過し、生活現場に安心感を広げるとともに、消費を下支えしている効果が浮き彫りになりつつあります。そこで消費者、小売事業者の生の声を取材しました。
子育ての大きな支えに
「軽減税率のおかげで暮らしに安心感が広がった」と喜ぶ野澤さん一家
野澤 美華子さん(東京・葛飾区)
私は夫と、13歳、11歳、9歳、6歳の4人の子どもに囲まれ、にぎやかに暮らしています。消費税率引き上げ後、日用品が高くなったと感じる一方、軽減税率のおかげで飲食料品全般は8%に据え置かれて、正直ほっとしました。
子どもたちは育ち盛り。5キロのお米も、すぐ底を突き、買い足す日々。お菓子一つ買うにも、個数が多いものを買わないと兄弟けんかに……。毎日の食卓メニューは質より量を優先しがちになります。
家計全体に占める食費の割合は大きいです。毎月の食費の上限を決め、スーパーの特売日に食材や日用品をまとめ買いするなど、1円でも安く済ませようと心掛けています。
軽減税率は、こうした日々の中で生活を支えてくれるものだと感じています。生活者目線で軽減税率を実現してくれた公明党には感謝の思いでいっぱいです。
混乱起きず定着を実感
軽減税率の制度定着への実感を語る梅原代表取締役社長(左)と西山店長
佐竹食品株式会社(大阪府)代表取締役社長・梅原一嘉 氏
軽減税率実施前までは、対象商品の線引きや対応レジの導入、システム改修などで苦労しましたが、実施後は安定して運用できています。
日本で初めての複数税率導入であり、将来的にトイレットペーパーや生理用品などの生活必需品を軽減税率の対象に加えたり、米など食料品の税率を引き下げたりできる可能性が広がったと捉えています。経営者として楽しみであり、消費者にとっても喜ばしいことではないでしょうか。
Foods Market satake 吹田市・朝日町本店店長・西山正英 氏
消費税率10%の商品の値札ポップを青色にするなど、軽減税率の対象と、それ以外の商品が一目で分かるように工夫したことで、売り場では、ほとんど混乱はありません。軽減税率実施1カ月前から準備を始めたことも大きかったと思います。軽減税率は着実に定着していると実感します。
効果が高く売上げ堅調
日本フランチャイズチェーン協会 専務理事・伊藤廣幸 氏
コンビニは、駆け込み需要や反動減が少なく、売り上げが比較的堅調です。商品の多くが食品であることから、軽減税率の効果は大きいです。軽減税率で消費税率が8%に据え置かれた上、キャッシュレスによるポイント還元制度の効果もあり、売り上げがプラスになっているところもあります。
一部報道で混乱するとされていたイートイン(店内飲食)についても、ポスターの掲示などで対応したため、現場での混乱はありません。
しかし、イートインスペースは飲食だけでなく、本来は自由なスペースであるので、10%が適用される店内飲食設備との認識は改めてほしいです。また、店内飲食は全て軽減税率の対象にする仕組みを検討していただきたいです。
公明党が生活者目線で軽減税率を実現したのはありがたいです。引き続き庶民の味方として政策実現に取り組んでもらいたいです。