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コラム「北斗七星」
きょうは、真東から昇った太陽が真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ等しくなる「秋分の日」。年2回訪れるこの天文現象の日を祝日とする国は、日本だけのようだ◆日本には、澄んだ夜空に浮かぶ「中秋の名月」をめでる風習もある。旧暦の8月15日で定める今年の名月は25日で、満月になるのは27日。同様の風習はアジア諸国にもあるが、アメリカでは、9月の満月をハーベスト・ムーンと呼ぶ。農作業の収穫時期に由来するという◆今の時期、外食チェーンなどでは、卵の黄身をあしらった多彩な“月見メニュー”を展開している。秋の風物詩を取り入れた食文化も、日本ならではの豊かな季節感と美意識から生まれたものだろう◆季節の移ろいは、青空にも映し出される。低い空には、もくもくした夏の雲。高い空には、うっすらした秋の雲。夏の名残と秋の訪れが入り交じったような空模様は「行き合いの空」と呼ばれてきた。何とも趣深い表現である◆今年の夏は連日のように豪雨が各地を襲い、災害が相次いだが、地球温暖化などの影響は雨だけではない。春と秋が短くなり、夏と冬が長くなる「二季化」が進んでいる。健康に留意しながら、四季の移ろいを味わう感性も大事にしたい。(祐)









