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2026年9月15日

コラム「北斗七星」

先月テレビで柔道家、山下泰裕氏を見て、4年半前にロシアがウクライナへ侵攻した後の氏の言葉を思い出した。「今のプーチン大統領に柔道家のイメージを重ねるのは無理」「大きく変わってしまった」(共同)◆プーチン氏は「柔道が人生を変えた」というほどの柔道家で、モスクワ郊外の公邸には、柔道の創始者・嘉納治五郎の銅像が飾られているそうだ。2005年の来日では、平和を志向する「自他共栄」としたためられた嘉納直筆の書を山下氏から贈られ、「これは本物ですか…」と感動して絶句した(『我が道 山下泰裕』スポニチ発行)◆その大統領によるウクライナ侵攻を山下氏は「柔道の精神、目的に完全に反する」(本人公式サイト)と◆3年ほど前に事故で頸髄を損傷し首から下が動かない山下氏が自身のこだわりについて、言っていることとやっていることが合わないことが「一番格好悪い。見苦しい」と声を振り絞っていた(テレビ朝日系8月放送)◆柔道家を自認しながらも、平和を破壊し続けるプーチン氏は、こうした山下氏の言葉をどう聞くか。19日開幕のアジア競技大会は、柔道はもちろん各種目の選手が平和を開こうと名古屋に集う。大国の指導者も範を示してほしい。(三)

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