公明党トップ / ニュース / p513596

ニュース

2026年9月10日

コラム「北斗七星」

作家の東野圭吾氏が直木賞選考委員をしていた際のエピソード。先輩選考委員だった伊集院静氏が飲み会の席で、東野氏に話しかけた◆「あんたと選考会をやるのが楽しかったんだよ。だってあんたさ、話しているうちに意見変えるもんな。話しがいがあるんだよ。ほかの連中はマルって言ったら絶対マル。バツって言ったら最後までバツだ」「でも、あんたはマルが急にバツになったり、バツがマルになったりする。それがいい」と言われたという。2023年菊池寛賞贈呈式で東野氏が紹介した話だ◆そのスピーチの結び。東野氏は、日本には政治家を筆頭にいったん言い出したら意見を変えちゃいけない、変えたら恥だという雰囲気があると指摘。その上で「そんなことはないです。人間は変わった方がドラマチックです。肩の力を抜いてどんどん変化していきましょう」と呼び掛けた◆月刊「公明」9月号で大阪大学招へい准教授で哲学者の朱喜哲氏は、分断と対立が進む世界の中で、相手を論破するディベートと対比し、対話の重要性に言及。「お互いに影響を受け合いながら言葉を紡ぎ直すプロセスこそが、会話や対話だ」と論じている◆心を開いて話し合う。変化を楽しめる人生でありたい。(鷲)

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

定期購読はこちらから

ソーシャルメディア