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2026年8月14日

<熊本地震2026>被災者の声、実現急ぐ

地方・国会議員が力合わせて 
生活、避難環境改善へ政府に支援訴え続ける 
ユーチューブで秋野、竹内氏が力説

公明党「令和8年熊本地震災害対策本部」の秋野公造本部長(政務調査会長)と竹内真二事務局長(参院議員)は11日夜、ユーチューブの党熊本県本部(代表=城下広作県議)公式チャンネルでライブ配信を行い、被災地の状況や、地元議員と連日調査して見えてきた課題、党の取り組みについて現地から報告した。発言の要旨は、次の通り。

ライブ配信で被災地の状況や思いを語る秋野(左)、竹内の両氏=11日(パソコン画面から撮影)

【被災地に対する思い】

一、被災地を回り、暑さや断水、避難所での苦労を直接聴き、心に刺さるものがたくさんあった。その思いを施策にし、誰も取り残さない復興を必ずやり抜いていく。被災地の声を必ず実現するとの決意で政府に向き合っていく。

一、一番心に残っているのは「何から手を付ければいいのか分からない」という言葉だ。復旧・復興に手応えを感じられない状況を心苦しく感じる。一緒に寄り添い、背中を抱え合いながら進むことが重要だ。

【被災地の地方議員】

一、(河野正明・宇城市議について)自ら被災した状況の中でも、自らを差し置いて被災者に寄り添い、声をきちんと受け止め、整理していたことに感激した。その思いを共有し、同じ思い、同じ熱量で関係各所に働き掛けをしていきたい。

一、地方議員と一緒に介護・障がい者施設を回ると、どこに行っても関係性が近かった。日常的に築いてきた関係が災害の時に、ものすごい力を発揮することを実感した。

【生活用水の確保】

一、洗濯や風呂、トイレを流すにも水が要る。「発災から一度も風呂に入れなかった」「子どもにあせもができた」などの声を聴いた。ペットボトルを送って全てが解決する問題ではない。給水の義務という自治体の仕事を支えていく。

一、公明党は、困り事をその場で解決できる力がある。地方議員と国会議員が一緒に仕事をするからできることだ。例えば、安心してトイレを利用できるよう、2016年の熊本地震以降、トイレカーを全国から被災地に派遣させる仕組みを進めてきた。全国からトイレカーを集め、現地では地元議員と連携し下水道や浄化槽と接続する。市役所や町役場を回りながら作り込んでいく。そうしたことができるのが公明党だ。

【避難者支援など】

一、在宅や車中泊で避難している人もいる。こうした方々を把握し、必要な物資や情報を届けていく体制を整えることが重要だ。

一、どうしても避難所に行けない夫婦がいた。話を聴くと、ご主人の歯が丈夫でなく、家で柔らかいものを調理している。避難所ではできないので暑い家の中で暮らしているという。避難所に行けない人にもできる限りの支援をしていきたい。

一、罹災証明書の発行が生活再建への第一歩だが、マンパワーが足りない。政府や自治体職員の応援派遣などを後押ししたい。

コメに悪影響、支援急務
用水路など破損、水不足解消に総力
八代市で公明議員が調査

コメの生育被害について調査する橋本・八代市議(中)と木庭・熊本市議(左)=13日 熊本・八代市

地震発生から2週間余りが経過した熊本県八代市では、水不足によりコメの生育被害が深刻化している。こうした状況を重く受け止めた公明党の橋本隆一・八代市議と木庭功二・熊本市議は13日、同市鏡町を訪れ、現場を調査するとともに農家から実情を聴いた。

同市では、農作物への給水に欠かせない用水路などが損傷する被害が相次いでいることから、田んぼに水が十分に供給されていない状況が続いている。加えて、厳しい暑さで乾いた農地には地割れが発生し、農家から悲痛な声が寄せられている。

この日、生活用水として利用する地下水をタンクに注ぎ、田んぼに運んでいた平崎智恵子さんは「8月はコメにとって一番水が必要な時期なので、自宅と田んぼを何度も往復して水を運んでいる」と吐露。所有する田んぼの状況を確認していた福島邦秋さんは「水不足でコメの生育が遅れ、収穫を諦める農家もいる」と窮状を訴えた。

調査後、橋本市議は「農作物の水不足解消に向け、国、県、市の公明議員が連携し、全力で支援していく」と語った。

農林水産業の被害、380億円超の見込み

最大震度7を観測した熊本地震は、熊本県の重要な基幹産業である農林水産業にも深刻な被害をもたらしている。

同県によると、今回の地震による農林水産業関連の被害額は約381億円(13日時点の速報値)に上り、今後さらに増加する見込みだという。

このうち、農作物などの被害額は3億5000万円。約76ヘクタールの園地で梨の落果被害などが発生した。農業用機械の故障や農舎などの倒壊・損壊は約2000件で、被害額は103億8000万円となっている。

農地や水路などの農業用施設、堤防など海岸保全施設の被害額は計227億7000万円に上る。一方、林業では、6億2000万円、水産業では計39億8000万円の被害が確認されている。被害の全容把握とともに、国を挙げての支援が今後の課題となる。

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