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2026年8月14日

コラム「北斗七星」

1991年、巨大な温室に科学者8人が閉じこもった。食料・水・酸素などを自給自足できる環境を作り出せるかどうか。これを調べるため、アメリカで2年間行われた実験である◆環境にとって重要なものの一つが樹木だ。酸素を供給し、生物のすみかともなる。温室に植えた木は急速に成長したが、多くは枯れた。風というストレスがなかったからだ。風に耐えることで木は強く育つ◆逆境が生物を強くする現象は「ホルミシス」と呼ばれ、人間にとって身近な例は運動だ。走ると体にさまざまな負荷がかかるが、それらは「あなたはもっと強くなる必要がある」というメッセージとして働く(ニクラス・ブレンボー著『寿命ハック』)◆これを読んでから、運動への姿勢が前向きになった。自宅マンションや地下鉄駅の階段を上る。信号まで走る。筋トレを続ける。多く歩く。どれもが、自分という木を強くする風だと知ったからだ◆高市内閣の支持率は下落しても高水準である。中道・立憲・公明にとって逆風が続く。この風を受けて3党は、もっと強くなるため、合流に向けた政策協議などを重ねている。秋の臨時国会には新たな体制で臨む。どんな風にも揺るがぬ大木に育てたい。(直)

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