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2026年7月11日

コラム「北斗七星」

取材現場には、紙面に収まりきらない要素がある。記者自身の心の揺らぎである。こわもての印象とは裏腹に涙を見せた政治家に戸惑い、言葉を選ぶ姿に静かな敬意を抱く――そうした感情は、記事の行間にとどまりがちだ◆こうした思いから、公明新聞の記者コラム「取材ノートの余白」を、ブログサービス「note」で始めた。日々現場を走る中堅・若手の記者が執筆する。公式コラムを外部に置くことで、本紙記事とは別の入り口から読者と出会う試みである。多くの人が集まる場所で、「まず記者を知ってもらう」ことを狙った◆本紙では、実績の裏側にある議員の汗や努力、社会問題の現場を描いてきた。コラムを通して届けたいのは、そうした記事に込められた記者のまなざしだ◆記者の心がどこで揺れ、何に引っかかり、なぜその言葉を選んだのか――その過程をたどることで、読み手が自分の感情や視点を重ねる余地が生まれる。コラムと本紙記事を併せて読めば、同じ出来事も、少し違った表情で立ち上がってくるだろう◆誰かの物語が「自分ごと」として迫ってくるとき、記事は情報から一つの体験へ変わる。新しいコラムが、その一端を担えるよう熱を込めて磨いていきたい。(杢)

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