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コラム「北斗七星」
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」が、佳境の一つにさしかかるようだ。織田信長の命で中国の毛利氏を攻めていた羽柴秀吉は、本能寺の変による信長の死を知り、“中国大返し”へと展開するだろう◆その前にあった二つの“水攻め”も興味深い。5月31日の放送では、山頂に築かれた竹田城内の水源を断って籠城軍を追い詰めるシーンが描かれた。備中高松城の攻略では堤防を築いて川の水をせき止め、城の周囲を水没させた逸話が有名だ◆2日付の読売新聞によると、水で囲まれた同城の苦境を毛利方の吉川元春が記した書状が確認された。書かれたのは本能寺の変が起きた当日。これにより、明智光秀の謀反を知っていた秀吉が事前に毛利方と密約を結んだとの俗説は否定された◆信長の死を知った秀吉は、毛利方と和睦した直後に驚異的なスピードで畿内に戻って光秀を倒すわけだが、改めて感心するのは、臨機応変の対応と「レスポンス(反応)」の速さだ◆ちなみに英語で「責任」を意味する「レスポンシビリティ」も誠実に応答することが語源だが、中傷動画や暗号資産の疑惑をめぐる高市早苗首相の合理性を欠いた国会答弁は不誠実の極み。説明責任を果たしているとは到底言えない。(祐)









