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2026年6月23日

コラム「北斗七星」

江戸時代、距離の目安として本格的に整備された一里塚。街道の約4キロごとに設けられた塚には樹木が植えられ、行き交う人の道しるべとなった◆近年、最寄り駅や目的地までのルートを検索するのに欠かせないものは、携帯電話の地図アプリやカーナビだろう。人工衛星の電波を使って位置を測定する米国の「全地球測位システム(GPS)」などを活用しており、お世話にならない日はない◆日本版GPSとも呼ばれる測位衛星「みちびき」。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は先週、延期していたH3ロケット9号機の打ち上げを、8月7日に鹿児島の種子島宇宙センターで行うと発表した。「みちびき7号機」を搭載し、位置情報のさらなる精度向上が期待されている◆昨年12月の打ち上げ失敗で現在5機体制のみちびきは、より安定した運用へ7機体制をめざす。その名前は公募で2010年に決定され、正確な場所や未来の新しい社会へ“みちびく”との思いが込められている◆不安定な世界情勢に伴う物価高騰や石油関連製品の調達難は今なお続く。政府の認識は国民生活の実情とかけ離れており、先行きは見通せない。今こそ、生活現場の声を「道しるべ」とすべき時ではないか。(先)

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