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コラム「北斗七星」
全盲ろう者の福島智・東京大学特任教授は、度々「一番心に残った出会いは?」と聞かれるという。考えていると「奥さまとの出会いでは」と言われるが、「それは違う」と◆出会いは初対面。見えなくて聞こえない福島氏の場合、初対面の瞬間は「相手の印象はまるでない」。誰かと出会ってその人のイメージを作っていくことは小説を読むようなもの。ページをめくるように交流を重ねてこそ登場人物の像が浮かぶのだ。著書『ことばは光』で知った◆その福島氏が「私には姿も見えず声も聞こえませんが、『指点字』を通じた対話や何度も現場に赴く姿勢から、議員の熱意が真っすぐに伝わってきました」(7日付本紙)と、公明党議員に対する印象を記していた◆9歳で失明し、18歳で聴覚を失った福島氏は1994年、東京都議会の全会派へ盲ろう者支援を訴えた際、唯一話を聴いてくれたのが公明党だったと述懐。声なき声に耳を傾ける行動力を評価していた◆先日、筆者の地元地域で長年、公明党支援に奔走した女性支持者が亡くなった。末期がんと闘いながら「2030年まで生き抜きたい」と語っていた同支持者。その思いを聞いて心に誓った。人に尽くす生きざまを受け継ぐと。(鷲)









