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2026年6月11日

コラム「北斗七星」

ブックカバーに興味を持ったのは中学生の頃だ。横浜の老舗書店・有隣堂で本を買った際、数色の鮮やかな包装紙から好みのものを選べるのが楽しみだった。本を丁寧に扱う習慣も身に付いた◆以来、本にはブックカバーを掛ける。その日の気分や本に合わせて、本革や布の既製品で装いを変えている。お気に入りのデザインの紙を本のサイズに合わせて自作することもある◆本紙5月28日付5面では、ブックカバーの特集記事を紹介し、“SNS映え”する話題の3品を取り上げた。今、若い世代を中心に「自分らしさを表現するファッションアイテム」として、人気が高まっているという。1カ月に本を1冊も読まない人が6割を超えると指摘される中、本に親しむきっかけになればと願う◆一方、電子書籍端末やスマートフォンなどで読む選択肢も当たり前になってきた。複数の本を一つにまとめられる手軽さは利便性が高い。また湯船に漬かりながら読み進められるのは、紙の本にはない魅力だ◆雨がじとじと続く日は、自宅で心豊かな時間を過ごしたい。愛着の持てる紙の本と便利なデジタル。ライフスタイルに合わせて使い分ければ、「自分だけの心地よい読書世界」も広がっていくに違いない。(和)

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