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2026年6月9日

コラム「北斗七星」

今年もクマによる被害が全国で相次ぐ。市街地への出没を減らし、住民の安全・安心な生活を守るには課題が多い。公明党の主張を数多く反映し、国が昨年11月にまとめた「対策パッケージ」の内容を着実に進める必要がある◆その一つは、最終的な駆除や捕獲を担うハンターの確保。人手不足や高齢化は深刻で、市町村の判断で市街地での猟銃駆除を認めた緊急銃猟制度でも、体制構築がままならない自治体が少なくない◆北海道はこのほど、狩猟歴42年のベテランを「ガバメントハンター」として初採用。現場出動のほか人材育成に当たる。また、警察官がライフル銃で駆除するチームも発足。民間団体である猟友会の負担を減らす狙いがある◆一方、地域における適切な個体数を管理するには詳細な調査が不可欠。ここ30年余りは絶滅の恐れに配慮し、積極的な狩猟もデータ蓄積もされていない◆札幌市は2003年から、体毛やふんのDNA鑑定によって個体を識別する研究を継続。親子2代で住宅地に出没を繰り返す問題個体を特定した事例も。出没を未然に防ぐには的確な情報収集が重要だ。ドローンなどの最新技術も駆使し、生息分布や行動範囲などを把握する体制づくりを急ぎたい。(武)

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