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2026年6月2日

乳幼児期、規則正しい睡眠習慣を

AIが判断、専門家のアドバイス提供 
アプリで生活を記録 
保護者のストレス軽減も 
兵庫・伊丹市

兵庫県伊丹市は、乳幼児が抱える睡眠課題の改善に向けて助言するスマホアプリ「ねんねナビ」の運用を今月から始める。日々の睡眠時間など生活スタイルを人工知能(AI)が分析し、良質な睡眠習慣の形成につながる専門家のアドバイスを提案する。県内の自治体として初めて導入した。

ねんねナビは、大阪大学大学院連合小児発達学研究科の谷池雅子特任教授らの研究グループが開発したスマホアプリ。小児睡眠と小児発達を長年研究する医師・心理士の専門家が集まり、子どもの健やかな発達をサポートする目的で作成した。

アドバイスを受けたい保護者は、まず8日間、子どもの就寝や起床などの時間を記録する。記録をもとに、AIがデータを分析。乳幼児の生活リズムの改善に向け、「朝7時半までに、カーテンを開けて子どもが太陽の光を浴びれるようにする」「午前中、長めに外遊びしてみる(30分以上)」など、具体的なアドバイスを提案する仕組みだ。保護者は、複数の提案の中から実践したい項目を一つ選び、生活習慣の改善に向けて挑戦する。

谷池特任教授らの研究グループが実施した調査では、ねんねナビの活用により、利用者の9割が子どもの睡眠の改善を実感。6割が「子育てに自信がついた・不安が減った」と回答したという。

伊丹市では、6月から来年3月末までの期間、市内在住の1歳半~4歳未満の子どもがいる保護者を対象に、アプリの提供を開始する。利用は無料で、定員は先着100人。専用のデジタルフォームから申請できる。

また、市は公私立の就学前施設職員を対象に、同大学院の毛利育子教授による講演会を開催。専門家による正しい睡眠の知識を伝授し、現場レベルでも意識啓発に努めている。

市の担当者は、「就学前から規則正しい睡眠習慣を身に付けることで、学齢期以降も心身共に健康で生活できる。気軽にできる実践から、生活スタイルの向上につなげてほしい」と語っている。

乳幼児期の睡眠習慣について説明を受ける竹村市議(左)

公明党の竹村和人市議は、昨年9月と今年3月の定例会で、適切な睡眠習慣の定着に向けた取り組みについて質問。「子育て世代が日常の中で睡眠習慣を見直すきっかけになる」と訴え、アプリの導入を一貫して推進してきた。

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