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2026年6月2日

コラム「北斗七星」

先週、いわゆる再審をめぐる刑事訴訟法の改正案が国会で審議入りした◆同改正案の審議に先立ち、中道・立憲・公明3党の合同法務部会が開かれ、袴田事件の袴田巌さんの姉・ひで子さんらから話を聞いた。ひで子さんは、長年の拘禁生活によって心や体の深刻な不調が続く巌さんについて「元の体に戻してくれとは言わないが、巌の体に起きたことが、この世界から冤罪をなくすことにつながるよう切に願っている」と訴えた◆国会提出前の自民党での法案審査の際に大騒ぎになったのは報道などで知っている人も多かろう。その際に問題とされたのは、再審開始決定に際し検察官による不服申し立ての余地が残っていることや、再審請求時に捜査機関による“証拠隠し”の可能性が排除されないこと◆法案審査が終わった段階で報道では、問題点は依然残り、法案が法務省の思惑通り検察のメンツを守る内容に落ち着いたなどとされた◆3党は日弁連とも政策懇談会を開き、前出の問題点などについて要望を受けた。人間は必ず間違う生き物だ。捜査や判決を間違えたときにその過ちを正すことにためらうべきではない。法案修正も含めより良い制度になるよう国会審議で努力することを誓う。(唄)

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