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違法化の除外規定 必要
党部会が文科相に海賊版サイト対策で提言
萩生田文科相(右から3人目)に提言を手渡す浮島部会長(左隣)ら=3日 文科省
公明党文部科学部会(部会長=浮島智子衆院議員)は3日、文部科学省で萩生田光一文科相に対し、インターネット上に漫画やアニメなどを無断公開する海賊版サイト対策として、政府が今国会への法案提出を予定している著作権法の改正に関する提言を提出した。
浮島氏は、法案の検討項目のうち海賊版のダウンロード違法化について、対象から「著作権者の利益を不当に害しないと認められる特別な事情がある場合」を除外するよう要請。萩生田文科相は検討する意向を示した。
提言では「あまりに厳格な規制により、国民の正当な情報収集や表現活動を萎縮させることはかえって文化の発展の妨げともなりかねない」と強調した。今後の同法改正では、幅広い声を丁寧に聞きながら、「権利の適切な保護と公正な利用の円滑化」のバランスの取れた対応を行うよう求めた。