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コラム「北斗七星」
写真家・幡野広志さんの著書『ポケットにカメラをいれて』(ポプラ社)の中に、〈雑談の力〉と題するエッセーがある◆多発性骨髄腫と闘う幡野さんと主治医とは、診察室で雑談を交わす間柄。ある時、主治医から「本を読んでいたら『写真家の幡野広志さんに憧れて写真をはじめた』という一文があって驚いた」と言われた。その本の存在を知らなかった幡野さんは笑い合った後、よく考えれば、がんになっても人から憧れられるぐらいに仕事ができていることに思いが至り、幡野さんの希望や環境を考えて治療を進める主治医に心から感謝したという◆昨年9月15日付の北斗七星に幡野さんの著書を引用したことがあった。掲載日の夜に筆者の後輩記者が、「ご存じかと思いますが、ご本人がX(旧ツイッター)で反応してくださっています」と教えてくれた◆千葉県木更津市の公明市議が北斗をXで紹介した投稿を、幡野さんが見て引用・再投稿してくれたものだった。「公明新聞に掲載されたらしい。ありがとうございます」と記されていた。反響はうれしいものだ◆知らせてくれた後輩記者に感謝した。親しい人に自分が知ったうれしい情報を伝える。ちょっとしたことで喜びと感謝は広がる。(鷲)









