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新型肺炎 観光への影響 最小限に
札幌市で佐藤(英)氏 温泉地の現状を調査
定山渓温泉で観光客の利用状況などを調査する佐藤(英)氏(右から2人目)ら=1日 札幌市
公明党の佐藤英道衆院議員は1日、札幌市内の定山渓温泉を訪れ、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が観光業に与える影響などについて調査した。渡部泰行市議が同行した。
応対した定山渓温泉旅館組合の宮越健文組合長は、「当社のホテルだけでも、中国人観光客の宿泊予約のキャンセルが、この先2カ月間で5~6000人分に上っている」と説明。従業員はマスクを着用して接客しているほか、中国からの利用客には健康状態の聞き取りや手指消毒の励行などに協力してもらい、感染の拡大防止に努めている現状を語った。また、定山渓観光協会の長谷川信之事務局長は、「国内客の動向にも、影響が及ぶのではないか」と懸念を述べた。
佐藤氏は「影響を最小限に食い止めるため、党の対策本部などで十分に議論し、国と協力して迅速に対応したい」と話した。