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コラム「北斗七星」
「正史」と呼ばれる権力者による公式の歴史に対し、庶民の観点から歴史を捉えたものは「野史」などといわれる。徹したフィールドワークにより各地の庶民の生活を聞き書きし「旅する巨人」と呼ばれた民俗学者・宮本常一の没後45年に際して出された岩波新書の『宮本常一――民俗学を超えて』(木村哲也著)を感慨深く読んだ◆宮本は徹して話者に寄り添い、教えを請うような姿勢であったという。この宮本に魅了されたのは研究者だけでなく、ジャーナリストやミュージシャン、小説家、映画監督など多くの表現者にわたっている◆本多勝一は、宮本の著作は徹して末端の現場からの1次資料に依拠しており、「極めて正確かつ具体的で説得力があります」と称賛する◆スピッツのボーカル・草野マサムネも宮本の著作『忘れられた日本人』を「それまでの自分の価値観をひっくり返されるくらい面白くて」としている。司馬遼太郎や宮崎駿らにも大きな影響を与えていたことは、さまざまな文献から知られている◆現場で困っている人、苦しんでいる人の声に徹して耳を傾け続ける公明党の議員や党員、支持者の取り組みは、高く評価されている宮本の姿勢にも通じるのではないか。(唄)









