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コラム「北斗七星」
「地域が充実してこそ国土が守られる」。月刊誌『Wedge』4月号に掲載された元東京都副知事の青山佾氏の寄稿を興味深く読んだ◆同誌で青山氏は2000年、東京・伊豆諸島の新島(新島村)などで起きた最大震度6弱の地震に言及。自身も副知事として復興に奔走した。新島は地震の影響で、港がある若郷集落と島中央部とを結ぶ、がけ沿いの都道が崩落して不通に◆土木の専門家はこの都道を再建しても、また崩落する恐れがあると指摘。代わりに宮塚山を貫くトンネルの掘削が決まった。“数百人のために100億円超もかけるのか”との声が上がるも、若郷の人たちと新島村役場・村議会の熱心な要望でトンネルは完成。青山氏は「おかげで今も若郷に人々は住んでいる」と語る◆発生から10年を迎えた熊本地震。前熊本県知事の蒲島郁夫氏は創造的復興を掲げ、道路の4車線化、空港の機能強化などを進めた。蒲島氏は「リーダーが住民の気持ちを支えるような希望ある復興計画を作り、その計画の遂行を行政と住民が支え合うことが、災害対応にとって重要だ」(本紙4月18日付)と強調する◆地域を一番知る自分たちが地域を守る。自治体行政の担い手から、その気概と実行力を学んだ。(沖)









