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2026年4月6日

コラム「北斗七星」

2024年のNHK朝ドラ「虎に翼」は映画化が決まり、そのサイドストーリー「山田轟法律事務所」も先月放送され好評だ◆女性をはじめ同性愛者、在日朝鮮人、障がい者など差別や生きづらさを経験する人たちを丁寧に描いている、と社会学者の岩渕功一氏が近著『多様性とどう向き合うか』で評価している◆氏は同著で、この脚本を書いた吉田恵里香さんが、誰も“透明な存在”にしないと宣言していることを紹介。社会が、差別や不平等を抱える人たちを存在しなかったかのようにしてしまうことを、自分の問題として捉えているのだという◆最近、外国人を排斥するような言説が横行している。公明党の竹谷とし子代表は先月、全国高校生未来会議で、国内で暮らす外国人に対し差別があってはならない、日本人と対等の権利を持って暮らせるようにするべきだと訴えた◆2月に、米国で人種差別と戦った指導者ジェシー・ジャクソン氏が逝去した。公民権運動を率いたマーチン・ルーサー・キング牧師の側近だった彼は、2000年に民間人で最も名誉な「大統領自由勲章」を受章したが、多様性の尊重を後退させている現大統領の下では、想像できないことか。わが国も他人事ではないぞ、と思う。(三)

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