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コラム「北斗七星」
久しぶりにJR北海道の特急列車で函館から札幌まで。冬の観光シーズンの週末だけに、満席の車内は3、4カ国語でワイワイと。大沼公園、洞爺、登別。名所はもちろん、「ここで?」と思う駅で降りるインバウンド(訪日客)も目にした◆かつて主流だった団体客のツアーは減り、家族や友人同士の少人数が中心。地元民が思いも寄らない地域にも足を運ぶ。全国的に有名観光地のオーバーツーリズム(観光公害)が問題となる中、さらに地方への誘客を図る取り組みが求められよう◆この時期、雪と縁遠い国の人たちが雪国体験を楽しみに訪れる道内。移動手段はレンタカーより公共交通機関が頼りに。利便性向上へ、クレジットカードを機器にかざす「タッチ決済」の導入が各地で進む◆現金による運賃の支払いはハードルが高い。言葉の壁や慣れない通貨のやりとりなど。タッチ決済なら難なく一瞬で済む。乗客の行動データを蓄積し、サービス向上につなげる意味合いもある◆最大の課題は、バスなら1台につき100万円程度の導入費用。経営が厳しい地方の事業者にとっては負担が大きい。「観光立国」「地方創生」を進める上で、インフラ整備への公的支援拡充が不可欠である。(武)









