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2026年3月10日

コラム「北斗七星」

戸田奈津子さん(89)の元気そうな姿をテレビのニュースで見掛けた。8日の国際女性デーを記念するイベントで、映画文化発展への貢献から表彰されていた。言わずと知れた映画字幕翻訳の第一人者。10年以上前だが女性活躍のロールモデル(手本)を紹介する企画で半生を取材したことがある◆洋画との出合いは敗戦翌年1946年。東京は焼け野原。「たった1枚の布(スクリーン)が、自分に新しいものとの出合いをもたらし、世界に開く窓でした」◆大学卒業後、映画字幕翻訳のチャンスをつかむまでに20年かかった。当時、プロは10人足らずで皆、男性。「『夢は抱き続ければ、かなう』とよく言いますが、そんなに甘いものじゃない。それは、かえって危険な考えだと思います。(略)その上で、自らがどう決断するか」◆映画漬けの人生を送りながらも、読書の大切さを強調していた。「本もひたすら読みました。本当に人間の生き方を学んだのは、本を通じてです。映画じゃない。本を読み、教養を身に付けていくことが、正しい生き方だと思います」◆「自分は本当にラッキーでした」と振り返る言葉から“感謝の人生”を感じた。門出を迎える若者のヒントになれば幸いである。(花)

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