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2020年1月25日

高校生「エシカル甲子園」

環境配慮のアイデア競う 
生ごみ乾燥、布のリサイクルなど紹介 
徳島県で初開催

国連のSDGs(持続可能な開発目標)の一つに掲げられている「つくる責任、つかう責任」に基づき、食品ロスや海洋プラスチックごみの削減などにつながる環境に配慮した消費行動「エシカル(倫理的)消費」を推進するため、高校生が課題解決への取り組みを発表する「エシカル甲子園」がこのほど、全国で初めて徳島市内で開催された。消費者庁、徳島県などが主催。公明党の古川広志、梶原一哉の両県議も参加した。

全国70校参加 他校の発表に新たな発見

エシカル甲子園の様子

エシカル甲子園は、全国からエントリーした70校のうち、各地の予選を勝ち抜いた12校が今回の本選に出場。各校10分の持ち時間でそれぞれの学習成果などを発表し、審査委員会(委員長=中原秀樹・日本エシカル推進協議会会長)の計10人が審査した。

このうち、長野県の長野日本大学高校と、徳島県立城西高校がエシカル消費の認知度向上を図る試みを紹介。また、山口県の宇部フロンティア大学付属香川高校は、生ごみを乾燥させて減量する器具の開発を提案した。

愛媛県立三崎高校は、細かく裂いた古い布を新たな布に織り直してリサイクルする佐田岬半島の伝統文化「裂織り」を生かして、持続可能な地域づくりをめざす事例を発表し、徳島県知事賞を受賞。カンボジアでヤシ砂糖農家の生産性向上を図る支援活動を紹介した徳島県立徳島商業高校が、最優秀賞に当たる内閣府特命担当大臣賞に輝いた。

発表を終えた高校生と懇談する古川、梶原両県議(左側2人)

参加した生徒からは「他校の発表を聞き、新たな発見と学びがあった」「今回学んだことを地域貢献につなげていきたい」などの感想が寄せられた。

副審査委員長のとくしまエシカル消費推進会議の加渡いづみ会長は、「若い世代が自分たちの想像力と実践力で地域の持続可能性を育てようとしている。柔軟な発想と豊富なアイデアが机上の空論ではなく、形になっている」と高く評価した。

古川県議は「次代を担う生徒たちの発表は私たち大人も勉強になった。今後の政策に生かしていきたい」と語っていた。

SDGs実現へのきっかけ

日本エシカル推進協議会 中原秀樹 会長

昨年9月20日、世界各国で気候変動に関するデモが行われ、約400万人の若者が立ち上がった。その中で、ニューヨークの小学生が「あなた方大人は老衰で死にます。でも私たちは気候変動で苦しみながら死にます」というプラカードを持っていたことが印象に残っている。

こうした訴えは、「世の中を変えないといけない」と言っているように私には聞こえる。今回、エシカル甲子園にエントリーした高校生たちが訴えていたことも全く同じだ。

私たち大人は、こうした声に耳を傾け、寄り添いながら次の時代を担う子どもたちを親のように見守っていくとともに、SDGsがめざす「誰一人として取り残さない」世界の実現に向けて、お手伝いすべき時代になってきたのではないか。エシカル甲子園がそのきっかけになってほしいと思う。

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