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小さな声生かす政治貫く
子育てでも政策リード
山口代表、斉藤幹事長が力説
公明、各地で新春街頭演説会
東京五輪・パラリンピックが開催される2020年が開幕した。公明党は元日から全国各地で新春街頭演説会を開催し、山口那津男代表、斉藤鉄夫幹事長らは、小さな声を聴く公明党の強みを存分に発揮し、安心の政治をリードしていくと訴えた。
東京五輪へバリアフリー加速
小さな声を聴く力を存分に発揮し、政策実現に力を尽くすと訴える山口代表(中央)と、太田議長(左隣)、(右端から)塩田、高木(美)、高木(陽)、岡本、竹谷の各氏=2日 東京・新宿駅西口
【東京】山口代表は2日午前、新宿駅西口で太田昭宏全国議員団会議議長、高木陽介国会対策委員長、高木美智代、岡本三成両衆院議員、竹谷とし子、塩田博昭両参院議員らと共に街頭演説。「公明党のネットワークと小さな声を聴く力を発揮していく新しい年だ。東京五輪・パラリンピック後を見据え、新時代を見極めていく」と力説した。
公明党が進める全世代型社会保障の構築に向けては、取得しやすい育児休業など「若者が子どもを産み育てるところから力を入れていかなくてはならない。子育てで公明党は政策をリードしていく」と強調。また、力強い経済の実現には、今後の災害や東京五輪・パラリンピック後の需要減に備え、「今年度補正予算案と来年度予算案を年度内に成立させることが一番の景気対策だ」と訴えた。
外交課題では、米中関係に触れ、「日本は米国の同盟国であり、中国とは一衣帯水の長い歴史を有してきた。日本が米中の協調をつくり出し、国際社会の安定のリード役を果たさなければならない」と語った。
今後の都政に関しては、「これからも継続性を持って、都民第一で進んでいかなければいけない」と指摘。都政の政策課題としては、東京五輪・パラリンピックを機にバリアフリーの街づくりを進めると力説した。
太田議長は、「安全・安心で勢いのある国をめざし、未来に責任を持つ活動を展開していく」と訴えた。
全世代型社会保障制度の充実を訴える斉藤幹事長(前列中央)ら=2日 広島・福山市
【広島】斉藤鉄夫幹事長は2日、広島県福山市で開かれた党広島県本部(代表=田川寿一県議)の街頭演説会に出席し「昨年10月、消費税率が10%に引き上げられたが、国民の皆さまには『消費税は上がったが、サービスとして返ってくる方が大きい』と感じてもらえるよう、全世代型社会保障制度の充実に全力で取り組んでいく」と訴えた。
また、斉藤幹事長は「公明党は、自公連立政権の一角にあって、日本、世界の未来に責任を持っている。しかし、安定した長期政権であるがゆえのおごりといったものがあってはならない。気を引き締めて、国民の期待に応えていく」と力を込めた。
これに先立ち、福山市議選に挑む塚本裕三、生田政代、奥陽治、宮本宏樹の各市議と、新人の小林聡勇、皿谷久美子、野村志津江の各氏が決意を述べた。
東日本大震災の復興の総仕上げへ決意を述べる井上副代表(前列中央)、若松氏(左隣)ら=2日 仙台市
【宮城】井上義久副代表は2日、若松謙維参院議員と共に仙台市で行われた党宮城県本部(代表=庄子賢一県議)の新春街頭演説会に参加し、「公明党は防災・減災対策に総力を挙げていく」と訴えた。
井上副代表は、昨年10月の台風19号など相次ぐ自然災害に触れ、「被災者が一日も早く日常生活を取り戻せるよう、引き続き寄り添っていく」と力説。
また、東日本大震災から9年の節目を迎えるに当たり、「復興の総仕上げに向け、復興庁の機能を存続させる体制をしっかりと整備していく」と強調した。
内政、外交の諸課題に全力で当たる決意を述べる北側副代表(中央)と(左から)石川、佐藤府代表、浮島、山本の各氏=2日 大阪市
【大阪】北側一雄副代表は2日、大阪市で開かれた党大阪府本部(代表=佐藤茂樹衆院議員)の新春街頭演説会に佐藤府代表、浮島智子衆院議員、山本香苗、石川博崇の両参院議員と出席し支援を訴えた。
北側副代表は「2020年代は内政、外交とも最も重要な時代になる」との認識を示し、全世代型社会保障制度の構築と観光振興に全力を注ぐ一方、国際協調へ日本がリーダーシップを発揮していくと強調した。
佐藤府代表は就職氷河期世代の正規雇用30万人増などを挙げ「安心感を与える政策を遂行する」と力説。25年大阪・関西万博の成功にも力を尽くすと述べた。
防災・減災対策の強化を訴える上田県代表(左から2人目)、古屋副代表(右隣)、三浦(左端)、竹内の各氏=2日 横浜市
【神奈川】党神奈川県本部(代表=上田勇前衆院議員)は2日、横浜市で新春街頭演説会を開き、上田県代表のほか、古屋範子副代表、三浦信祐、竹内真二の両参院議員らが参加した。
上田県代表は昨年の台風災害に触れ、「風水害の新たな課題が浮き彫りとなった」と強調。防災・減災、国土強靱化に向けた「3カ年緊急対策」を着実に進めるとともに「こうした新たな課題の対応に全力を尽くす」と訴えた。古屋副代表は「全世代型社会保障の構築に向け、一人の声を聴き、国政に届けていく」と力説した。
党西高知総支部の議員と共に街頭演説を行う石田政調会長(左から3人目)=2日 高知・日高村
【高知】石田祝稔政務調査会長は2日、高知県西部の6市町村で、党西高知総支部の議員と共に街頭演説を行った。
石田氏は、命を守る防災・減災対策、世界的課題となっている地球温暖化対策の重要性を強調。さらに、「全世代型社会保障制度を進めていく上で、深刻な人口減少を食い止める根本的な対策が必要だ」として、子どもを産み育てやすい環境づくりのために、思い切った対策を党として検討していく考えを力説した。
新年の決意を述べる伊藤県代表(前列中央左)と、新妻(左隣)、安江(右隣)、里見(前列右から2人目)の各氏ら=2日 名古屋市
【愛知】党愛知県本部(代表=伊藤渉衆院議員)は2日、名古屋駅前で街頭演説会を開いた。伊藤県代表のほか、里見隆治、新妻秀規、安江伸夫の各参院議員らが参加した。
伊藤氏は、公明党の主張により、65歳以上が対象の安全運転サポート車等購入費助成が2019年度補正予算案に盛り込まれたことを紹介。「インフラ整備などの防災・減災対策を進め、皆さまの命を守るために全力を挙げる」と決意を述べた。
各地で力強く街頭演説
党の実績を力説する稲津道代表(前列左から3人目)と横山(左隣)、佐藤(右隣)の両氏ら=3日 札幌市
【北海道】党北海道本部(代表=稲津久衆院議員)は3日、札幌市のJR札幌駅前で街頭演説会を開催。稲津氏のほか、横山信一参院議員、佐藤英道衆院議員、道議、札幌市議が出席した。
稲津氏は、公明党が強く主張した軽減税率の導入や幼児教育・保育の無償化などの政策が実現し、多くの国民から支持を得ていることを力説。その上で、「今後さらに、全世代型社会保障の構築に全力を挙げていく」と抱負を述べた。
新年の決意を訴える西田県代表(左から2人目)ら=1日 埼玉・吉川市
【埼玉】党埼玉県本部は1日、吉川市内で新春街頭演説会を開き、西田実仁県代表(参院会長)をはじめ、吉川市議選(19日告示、26日投票)に挑む五十嵐えち子、小野きよし、大泉ひでおの3予定候補らが参加した。
西田氏は幼保無償化、未婚のひとり親支援、防災・減災対策など、公明党が積み重ねた成果を紹介。その上で「子どもや孫の世代の暮らしを守るため、環境問題にも全力で取り組んでいく」と訴えた。
台風19号からの復旧・復興への決意を訴える太田県代表(中央)ら=2日 長野市
【長野】党長野県本部(代表=太田昌孝衆院議員)は2日、長野市の長野駅前で街頭演説会を開催。太田氏、加藤康治県議、長野市議が新年の決意を訴えた。
太田氏は、昨年10月の台風19号災害からの復興をめざし、「改良復旧に取り組み、安全・安心の再構築に全力を挙げる」と強調。また、公明党が強力に推進して実現した幼児教育・保育の無償化などを紹介しながら、「これからも若い世代が希望の持てるような政策を進めていく」と語った。
安心の国づくりを訴える赤羽(中央)、(左から)浜村、伊藤、中野、高橋の各氏=3日 神戸市
【兵庫】党兵庫県本部は3日、神戸市で新春街頭演説会を開催し、赤羽一嘉国土交通相(公明党)と中野洋昌、浜村進の各衆院議員、伊藤孝江、高橋光男の両参院議員が参加した。
赤羽国交相は昨年、相次いだ台風被害を受け、21道県の被災地を訪れたことを報告。「国と地方の公明議員が連携し、現場の声を政策に生かし国民の命と生活を守る」と強調した。中野氏は中小企業が元気になる経済対策、浜村氏はスポーツ振興策、伊藤氏は子育て支援の充実などを訴えた。
新年の決意を述べる高瀬氏(右から2人目)と下野氏(右隣)ら=1日 福岡・大牟田市
【福岡】党福岡県本部(代表=浜地雅一衆院議員)は1日、飯塚市や久留米市など県内3カ所で新春街頭演説会を開催した。
このうち、大牟田市での演説会には高瀬弘美、下野六太両参院議員と県議、市議らが参加。高瀬氏は就職氷河期世代の支援強化について触れ、「正社員雇用を増やす政策を公明党が大きく前に進めていく」と力説。下野氏は、同市が取り組む公立夜間中学の設置について「地元議員と連携して実現させたい」と訴えた。
県議選勝利への決意を訴える金城県代表(左から3人目)ら=3日 那覇市
【沖縄】党沖縄県本部(代表=金城勉県議)は3日、県内各地で新春街頭演説会を実施。那覇市では金城県代表と上原章、金城泰邦両県議、糸数昌洋同市議(いずれも県議選予定候補)らがマイクを握った。
金城県代表は沖縄振興計画の期限が残り2年になったことに触れ、「県民生活の向上と沖縄振興の総仕上げへ重要な年になる。立党精神を胸に団結して戦い抜く」と力説。登壇した各議員は、6月実施予定の県議選勝利への決意を訴えた。