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2019年12月29日

安定と発展へ関係強化

公明党ミャンマー訪問団

公明党の山口那津男代表を団長とする党ミャンマー訪問団は今月21日から26日までの日程で、首都ネピドーやヤンゴン、マンダレーなど各地を訪問し、民主化を進めるミャンマーの安定と発展を支援し、両国の友好をさらに深めることで成果を上げました。党訪問団の主な動きをまとめました。(文・写真=光延康治)

スー・チー国家顧問と会談、避難民問題などで支援表明

アウン・サン・スー・チー国家顧問(右)と会談する山口代表=23日 ヤンゴン

山口代表は23日、ヤンゴンで、アウン・サン・スー・チー国家最高顧問兼外相との会談に臨みました。

席上、山口代表は、多くの避難民を出し、人権侵害疑惑の渦中にあるラカイン州情勢を巡り、スー・チー国家顧問が国際司法裁判所(ICJ)に自ら出廷したことに敬意を表明。「ラカイン州の状況改善のため、ミャンマーの取り組みを支える」と述べ、ミャンマーに寄り添い、日本として避難民の帰還・再定住支援の用意があることを伝えました。

これに対しスー・チー国家顧問は「大変感謝する」と述べ、日本の支援に期待を表明しました。

また山口代表は同日、ミン・アウン・フライン国軍司令官とも会談。ラカイン州情勢を巡ってミャンマー政府が設置した独立調査団の報告書が近く出されることに触れ、国軍が勧告に沿った法的措置を講じると既に発表していることを高く評価し、「司令官の指導力に期待したい」と訴えました。フライン国軍司令官も「具体的な取り組みを進め対応する」と応じました。

両国のさらなる交流促進へマンダレー外大生らと懇談

マンダレー外国語大学の学生らと和やかに懇談する山口代表(中央)ら=22日 マンダレー

党訪問団は、両国の交流促進に向け、将来を担う若者らと懇談しました。

山口代表らは22日、マンダレーで、マンダレー外国語大学の学生と懇談。学生の進路などを尋ねながら、「皆さんが日本語を生かした仕事に就くことができるよう支援していく。これからも頑張ってください」などと激励しました。

24日にはヤンゴンで、日本などへミャンマーの若者を研修生として派遣している元日本留学生協会(MAJA、ミョー・キン代表)の代表者と語り合いました。この中で、MAJAのミョー・キン代表は「両国の友好の絆をさらに強めていきたい」とし、山口代表も「これからも応援していく」と強調、両国の交流促進で一致しました。

ティラワ経済特区、教科書改訂事業など精力的に視察

ティラワ経済特区に進出した日本企業の工場を視察する山口代表(左から3人目)ら=24日 ヤンゴン

党訪問団は期間中、ミャンマー各地で日本が支援を展開している事業を精力的に視察しました。

山口代表は24日、ヤンゴンで経済特区として成功している「ティラワ経済特区」の現状を視察。同特区で今年操業を開始した日本企業の乳酸菌飲料工場を見て回り、「ミャンマーの経済発展に間違いなく貢献する事業だ」と語りました。

また山口代表は23日、初等教育の教科書改訂事業を行っている現場を訪問。新しい教科書がミャンマーの児童の成績向上や地域間の教育格差是正につながっていることを確認しました。

このほか22日には、マンダレーで、上水道整備事業を見学するとともに日系企業が管理・運営するマンダレー空港を視察しました。

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