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性同一性障害で視察
愛知 名大付属病院の医師と懇談
新妻、里見、安江の各氏
後藤診療科長(右から2人目)、松尾医師(右隣)と懇談する(前列左から)安江、里見、新妻の各氏ら=27日 名古屋市
公明党の新妻秀規、里見隆治、安江伸夫の各参院議員は27日、心と体の性が一致しない性同一性障害(GID)の診断・治療・手術について学ぶため、GID学会の認定施設になっている名古屋大学医学部付属病院(名古屋市)を訪れ、泌尿器科の後藤百万診療科長、同学会認定医の松尾かずな医師と懇談した。今井智広、山内道明の両三重県議が参加した。
松尾医師は、昨年から性別適合手術が保険適用になったことについて「性ホルモン療法を受けていないことが保険適用の条件だが、性ホルモン療法をしている人がほとんどだ」と訴えた。当事者が自身の性別に違和感を覚えたときの相談体制について「在学中だと養護教諭などに相談できるが、社会人は孤立しやすい」との課題を指摘した。新妻氏は「しっかりと取り組んでいきたい」と答えた。