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2018年6月22日

がん患者 帽子着用も可

免許写真で都道府県警に通達
公明の質問受け警察庁

がん患者が使用する医療用帽子。がん診療連携拠点病院のボランティアが作成し患者に配布しているもの

治療によって脱毛などがある、がん患者の運転免許証の写真について、従来容認されていた医療用ウイッグ(かつら)などに加え、医療用帽子の着用も認められることになった。公明党の国会質問を受け、警察庁が15日付で、全国の都道府県警察本部などに対し、「運転免許証の写真に関するがん患者等への配慮について」との通達を出した。

通達では、「がん治療に伴う脱毛等がある場合」の対応として、医療用帽子についても「個人識別を確保しつつ、使用を認めることとされたい」と要請。がん患者などから相談を受けた場合や医療上の理由を確認する場合についても、「プライバシー等に十分配慮し、その聴取を相談室等において行うなど、必要な措置をとること」と明記した。

がん患者の運転免許証の写真を巡っては、女性患者から公明党に対し「免許更新の際に帽子をかぶった写真が認められなかった」との相談が寄せられていた。

これを受け、11日の参院決算委員会で佐々木さやかさんが質問し、医療用帽子の着用を、道路交通法施行規則で写真の条件に定められている「無帽」の例外として認め、「警察署などの現場で患者への統一的な配慮が行われるように」と主張。小此木八郎国家公安委員長から「規定の改正も含め、現場で(患者に)配慮した取り扱いが統一的になされ、徹底されるよう警察を指導する」との答弁を引き出していた。

願いが実現、大きな喜び
全国がん患者団体連合会 天野慎介理事長

抗がん剤治療を受ける、がん患者は頭髪だけでなく眉毛も抜ける場合があり、外見の大きな変化をカバーしようと、医療用帽子を着用する人は少なくない。ウイッグが高価なこともある。そうした中、運転免許証の更新に行った患者の多くは、大勢の人がいる前で帽子を外すよう求められるのではと、やきもきしてきた。私自身もそうだった。

今回、着用が明確に認められ、相談も別室でと明示されたことは、患者にとって大きな喜びだ。患者が長らく願ってきたことが、佐々木さんの質問で一気に実現した。感謝している。

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