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軽減税率、生活に浸透
消費者は「助かる」と歓迎
BS番組で山口代表が力説
公明党の山口那津男代表は17日夜、BSフジの報道番組「プライムニュース」に出演し、公明党が訴え、10月の消費税率引き上げと同時に実施された軽減税率について、「おおむね狙った通り定着し、浸透しつつある。大混乱は見られず、消費者は飲食料品に対して軽減税率の効果を実感している」と強調した。
その理由について山口代表は、軽減税率の実施後、公明議員がスーパーなど消費の現場を調査した際、消費者から「日常の買い物が軽減税率で助かっている」などの声が寄せられたと指摘。その上で「軽減税率は今年の流行語大賞ベストテンに入った。確かな効果があり、国民は歓迎している」と力説した。
軽減税率実施による個人消費への影響に関しては、「スーパーやコンビニなどでの日常の消費はそれほど大きく変化せず、ガクッと落ちているわけではない。毎日の国民生活の中で軽減税率が効いているからだ」と語った。
一方、中東シーレーン(海上交通路)の安全確保のための自衛隊派遣に対しては、中東地域が日本だけでなく、世界各国の重要な航路になっていることから、「この航路の安全性を確保することは、世界各国の課題だ。日本としても何ができるか組み立てる必要がある」と指摘。中東航路での日本関係船舶の航行の安全を守るためにも、「日本政府として精密で多様な情報を提供するには、自衛隊が現地に行き、情報収集をする必要がある」と述べた。