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約20年「待ちに待った」 “新旧二代”で駅エレベーター実現
広島市西区
鍜治山会長(左)とエレベーターの完成を喜び合う田中市議(右)と原さん
広島市西区のJR新井口駅北口で昨年11月、エレベーターの供用が始まった。「待ちに待った。こんなにうれしいことはない」。地元・井口地区社会福祉協議会の鍜治山正照会長が笑顔を見せた。住民が待ちに待った月日は足かけ20年。新旧の公明市議“二代”にわたる粘り強い奮闘があった。
私鉄駅と直結する新井口駅は、1日の平均乗降客数が県内上位の中核駅。駅北側には住宅団地が広がる。駅へは信号機のない横断歩道を渡り、橋上駅舎の改札まで急な階段を通る必要があった。
「車通りが多くて、横断歩道を渡るのが怖い」「年を取ると急な階段はきつい」。利用者から多数寄せられる、そんな声。「何とかしなくては」。元市議の原裕治さんが、この問題を議会で取り上げたのは2006年6月。19年4月の勇退目前まで議会で訴え続けた。
バトンを託された後継の田中勝市議も議会で繰り返し主張。地元住民も改善へ署名活動に奔走してきたが、それでも対策は思うように進まなかった。
ネックとなったのは、エレベーターの設置に必要な用地の確保。駅構内の敷地に余裕はなく、市道をまたいだ先の民有地の活用が検討されることに。原さんと田中市議は、鍜治山会長ら住民と粘り強く協議を重ねた末、最終的に用地取得のめどが立った。
その後、入札不調による着工の遅れなどを乗り越え、待望のエレベーターがついに完成。新井口駅の駅舎に接続する長さ約30メートルの歩道橋も新設された。









