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救命の知識と技能学ぶ
中学生がAED使い実習
大阪・八尾市
実習の様子を見守る八尾市議会公明党のメンバーと大山府議(奥右端)
大阪府八尾市では今年度から、市内の公立中学全15校(義務教育学校1校含む)の2年生を対象に、救命について学んでもらおうと、保健体育科の授業でAED(自動体外式除細動器)の実習を行っている。推進してきた市議会公明党(土井田隆行幹事長)と大山明彦府議はこのほど、市立東中学校を訪れ、授業を視察した。
この日は2年生約100人が男女別で実習。消防による研修を受けた教員の指導の下、生徒たちは傷病者を発見した際の動きや呼吸の有無による対応の違い、胸骨圧迫の仕方などを確認した後、AEDのトレーナーキットを使いながら心肺蘇生の方法を学んだ。
「いざというときに行動に移せるか不安」と感想を話す生徒もいる中、授業を受け持った教員は「勇気を持って行動できるようになって」と呼び掛けていた。
教育現場でのAEDの実習については、土井田幹事長が2018年3月の定例議会で「救い得る命を救うために、AEDの知識と技能を体系的に普及させる必要がある」と訴えるなど提案してきた。