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保育士の負担を軽く
ICT活用し効率化図れ
沖縄県議会で金城議員
沖縄県議会公明党の金城勉議員は9日、本会議の質問で、幼児教育・保育の無償化に関する反響と、保育士の処遇改善などについて県の見解を聞いた。
金城議員は、党が実施している幼保無償化に関する実態調査の中間報告の結果を紹介。この中で、保育士の働き方や処遇の改善が求められていることを挙げ、「保育士らの事務作業の効率化へ、情報通信技術(ICT)を活用した対策にも努めるべき」と求めた。
大城玲子・子ども生活福祉部長は県内の反響について「子育て世帯から負担軽減が図られたとの意見が多い」と答弁。一方、保育の質の確保に伴う施設側の事務負担が増加している認識を述べ、今年度中に国のICT化推進事業の補助制度を活用し、県内25市町村219施設で保育士の事務負担を軽減するシステムなどを導入する方針を示した。