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2025年12月5日

コラム「北斗七星」

室町時代に能を大成させた世阿弥の著書『風姿花伝』。文部科学省は先月、歴史的文書などを保護する国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」への推薦を決めた。2027年春のユネスコ執行委員会で登録の可否が審議される◆『風姿花伝』は、世阿弥が芸の核心を「花」に例えて書いた15世紀前半の理論書だ。7歳から50歳以上まで人生を七つに区切り、年齢に応じた稽古の仕方を説く。令和の時代、教育界やビジネス界にも通じる名言を数々残している◆「初心忘るべからず」もその一つ。現代では、何事も始めた時の謙虚な気持ちを忘れてはいけない、との意味で使われることが多い。しかし、世阿弥はもう一段深い。詳述した著書『花鏡』によると、「初心」は▽修行を始めた頃▽修行の段階ごと▽老境に入った後――の三つあると◆「修行」を現代の職場に例えると、入社したて、中堅、定年間近のベテランの頃と言えようか。年を重ね、立場が変わろうと、自己を磨く真摯な姿を思い浮かべた◆「大衆とともに」の立党精神を掲げる公明議員も同様だ。年齢や議員歴は関係ない。「衆望」に応える政治を実現するため、自らを律し、たゆまず研さんに励んでいるか。「初心」を常に忘れてはならない。(沖)

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