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コラム「北斗七星」
今年の新語・流行語大賞には、ラグビーW杯・日本代表のスローガンだった「ONE TEAM(ワンチーム)」が選ばれた。公明党が主張して実現した「軽減税率」もトップ10に入った。大賞にノミネートされていた言葉で、少し一年を振り返ろう◆元号が「令和」に変わった。何ごとも令和初となったが、災害だけは御免だ。「計画運休」で仕事や学校が休みになり、「命を守る行動を」と何度聞いたことか。高齢ドライバーの事故が相次ぎ、「免許返納」は急増。「闇営業」が明るみに出て、笑わせるのが仕事なのに、自分が泣いてしまった人もいた◆「タピる」女子続出でタピオカの売り上げは急上昇、第3次ブームとか。「キャッシュレス/ポイント還元」もあって「○○ペイ」が次々、登場。全て生き残れるのかは分からないが、消費者は大歓迎◆明るい話題は何といっても、「にわかファン」も多かったラグビーW杯。「笑わない男」稲垣啓太選手が人気者に。そして、「ワンチーム」で勝ち取った快進撃に、団結の大切さを改めて実感した◆新語・流行語には政治の課題も多い。公明党の伝統とも言っていい「ワンチーム」の力を発揮し、懸案解決へ前進させ、「後悔などあろうはずがありません」(イチローさん)と言える2020年に、と思う。(光)