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シルバーパス値下げ(2万510円→1万2000円)ありがたい
利用者「気軽に出掛けやすく」「物価高に合った政策」
東京都
70歳以上の東京都民が定額を支払えば、都営地下鉄やバスなどを無料で利用できるシルバーパス。都議会公明党の主張により、今年10月発行分から従来の年額2万510円から同1万2000円と4割程度引き下げられた。負担が大きく軽減し、反響を呼んでいる。
「年金生活で交通費の負担は重いので、今回の値下げは本当にありがたい」。江戸川区に住む宮下鈴子さん(76)と、夫の隆一さん(76)は顔をほころばせる。買い物や友人との食事、通院で都営バスや都営新宿線などを普段から利用しており、シルバーパスは70歳から利用し続けている。生活に欠かせないアイテムが買い求めやすくなった喜びはひとしおだ。
宮下さん夫妻の周囲でも値下げは話題に。普段はあまり外出しない友人が先日、購入したという。「人生100年時代。健康で生きるために、シルバーパスが安くなったことで気軽に出掛けやすくなるのは大事なこと」と2人は考える。
一方、町田市で妻と暮らす公明党支持者の京極俊之さん(73)も、シルバーパスの値下げを喜ぶ一人だ。
自宅最寄りのバス停からJR横浜線・小田急線町田駅まで往復580円。ほぼ毎日路線バスを利用しており、大まかな計算でも毎月1万3000円以上はかかるが、「年間1万2000円のシルバーパスを使えば、月1000円で乗り放題ができる」。夫婦で出掛けることもあり「値下げで浮いたお金で、外出先でおいしいものを一緒に食べたい」と笑みがこぼれる。
物価高が続く中だからこそ、京極さんは「値下げは時に合った政策」と高く評価する。その上で、「生活者がいま本当に困っていることを、都議会公明党が瞬時に感じ取って政策にしてくれた。公明党の実績だと多くの人に知ってほしい」と声を弾ませていた。
■都議会公明党の主張で実現
高齢者の社会参加を促すことで健康増進につなげることを目的にした都のシルバーパス。都議会公明党は、1972年6月の都議会定例会で、高齢者福祉の政策として交通機関の無料パスを提案し、シルバーパスの原型となる制度創設を実現。その後、制度の存続を訴え続け、今日に至る。
値下げについては、昨年12月に都知事に提出した2025年度予算編成に関する要望書で、住民税非課税者が年額1000円なのに対し、住民税課税者が年額2万510円である点を指摘。格差の是正に向けて、住民税課税者の負担金を「まずは月額1000円程度に引き下げるべきだ」と要請した結果、都の25年度予算案に盛り込まれ、訴えが実った。












