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障がい児保育の課題聞く
医療的ケア児の対応など
太田、岡本氏が施設を視察
医療的ケア児の保育などに関して駒崎代表理事(左端)から課題を聞く太田議長(左から2人目)と岡本氏(右端)=4日 東京・豊島区 小規模保育園にて
公明党の太田昭宏全国議員団会議議長と岡本三成衆院議員は4日、認定NPO法人「フローレンス」(駒崎弘樹代表理事)が東京都豊島区巣鴨で運営する障がい児保育園と小規模認可保育園を訪れ、課題を聞いた。
駒崎代表理事は、医療的ケアが必要な子どもを預かる障がい児保育園の現状について、都の補助で運営ができているものの、看護師の配置に関する国の支援がなく、「全国的に広がっていない」と指摘し、制度の見直しを求めた。さらに保育園を卒園後、「特別支援学校に進むと保護者が同伴させられるケースが多い」と述べ、保護者の負担軽減の観点から改善する必要性を強調した。
また駒崎代表理事は、3~5歳児の幼児教育について、幼稚園や保育園に通わず、小学校に入学した段階で児童の発達障がいが判明したケースを踏まえ、「無償化もスタートしたので、3~5歳児は義務化を検討してほしい」と強調。保育所の運営に関しては、各自治体への報告内容が同一であっても書式が異なるため、「国が主導して改善すべきだ」と訴えた。