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2019年12月4日

幼保無償化、私的契約児も

愛知・大府市

私的契約児が保育料無償化の対象になり、梅村さん(左)と喜び合う国本(中)、柴崎の両市議

愛知県大府市の梅村妙さんの長女(6歳)は、発達障がいがある。梅村さんが働いていないため、保育園の入園条件を満たしていなかったが「私的契約」により昨年4月、市立保育園に入園することができた。私的契約は、「保育の必要性がない」と市町村に判断された児童を認可保育所などに入れる場合に、親と施設が直接契約を結ぶ制度である。

10月から幼児教育・保育が無償化されることになり、梅村さんは喜んだ。わが子も対象になると思ったからだ。それでも念のため市に電話してみた。すると「私的契約児は対象外」との言葉が。悲しみに包まれた梅村さんは、公明党の国本礼子市議に相談した。

国本市議は、柴崎智子市議と共に8月、岡村秀人市長に対し「私的契約児を無償化の対象にして経済的負担を減らすべき」と訴えた。その結果、同月、市は現在通園している私的契約児のみ、特例で卒園まで保育料を無償化することを決定。梅村さんを含め、市に現在60人いる私的契約児全員が無償化の対象となった。

また、市は私的契約の制度を今年度末で撤廃するが、障がいなど特別な理由があり、来年度以降も幼稚園などに入れない子どもが無償化の対象になるよう対応する。

梅村さんは「無償化について相談したのが7月だったので、10月の制度開始には間に合わないと思っていました。公明党がすぐに動いてくれて娘も対象になり、本当に感謝しています」と話していた。

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