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“農林水産業キャラバン” 稲作の省力化後押し
田植え不要の農法、効果聴く
宮城・石巻市で角田氏ら
公明党は17日、国会議員らが各地の政策課題の現場を訪れ、活発に調査活動を行った。党農林水産部会の角田秀穂部会長(衆院議員)は、「農林水産業キャラバン」の一環として、コメの新たな栽培技術「乾田直播栽培」の普及が進む宮城県石巻市へ。乾田直播栽培の効果や課題を巡って、関係者と意見を交わした。庄子賢一、大森江里子の両衆院議員、佐々木雅文参院議員らが同行した。
稲作の省力化を後押しする乾田直播栽培の取り組みを視察する角田氏(左から2人目)ら=17日 宮城・石巻市
乾田直播栽培は、田んぼに水を張らず、農地に直接タネをまいて育てる農法。従来の稲作と比べて、田植え前に水を入れて土をならす代かきや苗作りといった工程が必要ないことから、コスト削減や省力化が可能になる。人手不足で疲弊するコメ作りの現場では近年、期待が高まっている。
角田氏ら一行は、石巻市で約90ヘクタールの規模を持ち、コメや大豆を栽培している農事組合法人「たてファーム・和」を訪れ、作業現場などを視察。ここでは、2015年から乾田直播栽培を導入しており、現在、主食用米として約26ヘクタールで実施している。
伊藤重一代表理事組合長らは、導入した効果について「生産コストの低減や労働時間の削減につながっている」と強調。今年の収穫量は、約600キロに上ると説明し、「従来の稲作と収穫量は変わらず、品質も保っている」と述べた。
一方、乾田直播栽培の導入には「ほ場の排水機能の充実や専用機器の設備導入が欠かせない」と指摘。加えて、コスト減にはつながるものの、従来の稲作と比べて、雑草管理に伴う除草剤費用や追肥のコストがかかることから、必要経費の補助など普及に向けた政府の財政支援を求めた。
視察後、角田氏らは「農業の担い手が減少している中、省力化が期待できる乾田直播栽培は有効だと実感した。現場の課題に対して必要な支援を検討し、普及を後押ししていきたい」と語った。
これに先立ち一行は、石巻市内で宮城県漁業協同組合の寺沢春彦代表理事組合長らと懇談。国内でも有数の生産地として知られる生食用のカキ養殖の生産現場を調査し、安定的な出荷に向けた、ノロウイルス検査のあり方などの課題を聴取した。









