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コラム「北斗七星」
地球には600億種類以上の遺伝子が存在する――そう聞いて公明党の斉藤鉄夫代表が身をグッと乗り出したのが印象的だった◆進化遺伝学の第一人者、五條堀孝氏との対談のワンシーンである(月刊「公明」12月号所収)。2人は同学年で、共に博士(五條堀氏は理学博士、斉藤代表は工学博士)。前半は生命の神秘や科学者の使命で盛り上がった◆「地球上のありとあらゆる生物の始まりは約38億年前に誕生した一つの細胞というが、それは本当か」と尋ねる斉藤代表。五條堀氏は自身の共同研究で判明した冒頭の事実を紹介した上で「地球のあちこちに生命の起源があったと考えるのが自然で、その数は数千個、場合によっては数百万個あっても不思議ではない」と答えていた◆後半は科学技術基本法の制定から30年を踏まえ、科学技術立国・日本の再建を巡り語り合った。基礎研究は“役に立たない”といわれることが多い。これを出発点として、予算の「選択と集中」と学問の「多様性と自由性」をどのように両立させていくかが論点になった◆科学技術振興に理解のある斉藤代表に「とても心強い」と五條堀氏。この期待を力に変え、公明党は「科学技術予算の倍増」を必ず実現したい。(花)









