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コラム「北斗七星」
読書離れを食い止める動きの中で、独立系書店が注目されている。個人経営の小さな店舗で、個性的な品ぞろえやカフェなどを併設した空間としての魅力が特徴。未知の本との出合いを求める人で活況だとか◆公共の図書館でも工夫が進む。高知県と高知市が整備した「オーテピア高知図書館」は、他の市町村立図書館との連携で読書環境を底上げ。「ライブラリーオブザイヤー2025」大賞を受賞した◆読書が苦手な人もいるだろうが、本紙10月18日付「土曜特集」の今村翔吾氏の言葉に良いヒントがあった。読み始めた本は最後まで読み切らないといけないと思い込んでいる人が多いと指摘し、「面白くなかったら閉じて、次の一冊に進む。…人間関係と同じで大事なのは相性だ」と◆加藤周一『読書術』にも似た記述が。「少し読みかけてみて、考えてもわかりそうもない本は読まないことにするのが賢明でしょう。…無用の努力、無用の虚栄心、または無用の劣等感をはぶき、時間のむだをはぶくことができる」。割り切って気楽に読めるようになった◆出版業界が取り組む「秋の読書推進月間 BOOK MEETS NEXT」は今月23日まで。ぜひ、新しい本と出合うきっかけに。(祐)









