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2019年12月2日

コラム「北斗七星」

2020年東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場が完成した。7月24日の五輪開会式がとても待ち遠しい◆前回のリオデジャネイロ五輪の開会式で一番感動したのは「難民選手団」の入場だった。内戦などで難民となり、母国から出場できない3競技10選手を迎えた場内総立ちの大歓声が忘れられない◆難民選手団の結成については、NHKのラジオ番組で最近知ったのだが、1991年から2000年まで国連難民高等弁務官を務め、10月に亡くなった緒方貞子さんの尽力があったという◆確かに、緒方さんの日記(『私の仕事』朝日文庫)には「(1994年1月24日)国際オリンピック委員会とUNHCRとの協力関係樹立の合意書に調印。サマランチ会長から、難民に運動器具寄贈のありがたい申し出。『難民運動会』『難民オリンピック』と、夢はふくらむ」とある。その夢が20年の時を経て花開いたのだ◆緒方さんは「保護」と「能力開発」との継ぎ目のない難民支援のあり方を追い求め、暴力や飢餓などの脅威に対処する新たな政策概念「人間の安全保障」を推し進めた。「人間を大事にするという価値」を守り続けた緒方さん、リオに続いて2回目となる難民選手団が東京の国立競技場を行進する光景に、きっと目を細めただろう。(中)

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