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2019年11月29日

iPS細胞 活用進めて

備蓄事業の支援継続訴え 
山口代表らに難病「FOP」の青年

育海さん(中央左)から要望書を受け取る山口代表(右隣)ら=28日 国会内

公明党の山口那津男代表は28日、国会内で、全身の筋肉などが骨に変化する指定難病「進行性骨化性線維異形成症(FOP)」と闘う山本育海さん、母親の智子さんと会い、同症の治療への活用が期待される再生医療用iPS細胞(人工多能性幹細胞)の備蓄(ストック)事業への支援継続を求める要望を受けた。浮島智子衆院議員が同席した。

育海さんは、言葉を発するのに困難が伴う病状にありながらも「iPS細胞(の活用)は病気や難病に役立つ研究だ」と強調し、打ち切りが懸念されるストック事業への国の支援を「継続できるように応援を」と声を振り絞った。

浮島氏は、iPS細胞を使った治療薬の治験に参加する育海さんの思いを代弁する形で「育海さんは『自分だけでなく、日本や世界の難病の人の役に立ちたい』と今回の要望活動に自ら動いている」と説明した。

山口代表は「iPS細胞を生かした治療の道が開け、希望が見えてきた。研究・開発が加速し、良い治験結果が出るように応援していきたい」と応じた。

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