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若者の声を市政に高校生と政策懇談会
公明が推進 主権者教育に高い評価
高松市
若者の声を市政に――。香川県の高松市議会はこのほど、市立高松第一高等学校(細川典宏校長)で生徒との政策懇談会を開催し、市の課題や未来について意見交換した。
この取り組みは、市議会公明党議員会(竹内俊彦会長)が議会運営委員会で議会改革を進める中で提案し、推進してきた。3回目の開催となった今回は、議員31人、高校生14人の計45人が参加。四つある市議会の常任委員会ごとに分かれ、それぞれのテーマに沿って議論し、公明党からも市議6人が参加した。
このうち、春田敬司議員が委員長を務める教育民生常任委員会では、「不登校を生まないための学校と地域のつながり」を題材に討論。生徒からは、もっと気軽に相談できるカウンセリング体制の確立や公共交通機関の充実など、多くの意見や要望が出された。春田議員は「今回の具体的な提案を政策に反映して、不登校になっても大丈夫な社会の実現に向けて取り組んでいく」と語った。
懇談会を終え、1年生の男子生徒は「とても話しやすく、おもしろかった。また機会があれば参加したい」と話していた。
細川校長は「普段、生徒たちは議員と接する機会がないため、主権者教育の観点から政治や地域のことに関心を持つ良いきっかけになる」と、取り組みを高く評価していた。