ニュース
幼保無償化 実態調査
公明党は26、27の両日、幼児教育・保育の無償化に関する実態調査を各地で行い、事業者らから話を聞き課題を探った。
保育の現場を調査する松田県代表(右から2人目)=27日 秋田市
【秋田】党秋田県本部の松田豊臣代表(県議)は27日、秋田市の認可保育園「南通りすこやか保育園」(鈴木嘉彦理事長)を訪れ、運営者に幼児教育・保育に関する調査を行った。
この中で鈴木理事長らは、「年々、増加傾向にある発達障がい児への対応などで保育士の負担が重くなっている」として、保育士の処遇改善を求めた。松田代表は「現場に即した対応を進める」と述べた。
岡本園長(右)と懇談する山中幹事長(中)と田畑市議=27日 奈良市
【奈良】党奈良県本部の山中益敏幹事長(県議)は27日、奈良市内の児童発達支援センター「仔鹿園」を訪れ、岡本とも子園長から話を聞いた。田畑日佐恵市議が同行した。
岡本園長は無償化について「園、親ともに大きな混乱なく開始できた」と状況を説明。今後の課題として、施設の老朽化対策や保育士の確保・育成などを挙げた。
山中幹事長は「障がいのある子どもへの保育の充実を含め、現場の声を施策に反映させていく」と語った。
阿部理事(右端)から話を聞く(左から)折原、武田、松田の各市議=26日 山形市
【山形】党山形市議団の折原政信、武田新世、松田孝男の各議員は26日、山形市内の小規模保育事業所「むつみ保育園」で調査。
運営する社会福祉法人・出羽むつみ会の阿部太一業務執行理事は「市内の保育士が待遇のいい仙台や東京などへ転職する傾向がある。宿舎整備など人材の確保や採用活動に支援を」と要望した。
折原議員らは「党の県議、国会議員とも連携し対応する」と応じた。