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トクリュウ撲滅めざす
情報分析や捜査員増、首謀者摘発へ体制強化
党部会に警察庁が報告
トクリュウの捜査体制強化について報告を受ける党部会=8日 参院議員会館
公明党内閣第一部会(部会長=窪田哲也参院議員)は8日、参院議員会館で会議を開き、SNSでつながり特殊詐欺や強盗などの違法行為を繰り返す匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)の捜査体制強化について警察庁から報告を受けた。トクリュウの取り締まり強化は、党部会が政府に要請していた。
対策強化を巡り警察庁は、トクリュウの撲滅をめざし、同庁に「情報分析室」を設け、警察各部門の情報を集約することで、首謀者の見極めを図る。また警視庁は捜査の司令塔として、副総監を本部長とする対策本部を新設。全国から捜査員を集めて匿流ターゲット取り締まりチームを構築して対応する。
会議で警察庁は、闇バイト強盗などが社会を震撼させているとして「(トクリュウの)実態解明が治安対策上の急務だ」と強調。根本的な対策には首謀者の摘発が欠かせないことから、体制を強化すると説明した。さらに、公明党が提言している「架空名義口座」を利用した捜査手法などを巡って、有識者会議で議論を進めていることも報告した。









