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自公連立で多大な成果
社会保障充実、平和安全法制など
首相の歴代最長在任、山口代表が強調
党参院議員総会であいさつする山口代表=20日 国会内
公明党の山口那津男代表は20日午前、国会内で開かれた党参院議員総会であいさつし、安倍晋三首相の通算在職日数が単独で憲政史上最長となったことについて、「内閣支持率が高い水準で維持していることも踏まえ、政権を支えてきた内閣と与党の隠れた努力がきちんと評価されるべきだ」と強調した。
山口代表は、安倍政権の歴史的な特徴に関して、「戦後、憲法で国民主権が定められ、民主主義が日本で発展してきた。その中で、1993年以来、連立政権が続き、選挙を通じて政権交代が現実に起きることを経験した上での最長の首相在任だ」と指摘した。
また、自公連立による同政権として、「複雑な内外の重要課題を一つ一つ着実に前進させてきた」と力説。大きな取り組みとして、社会保障制度の維持・充実に向け、「消費税率を2段階にわたって引き上げる一方、経済、国民生活への影響を最小限に抑えるよう、さまざまな努力をして取り組んできた」と語った。
さらに、2015年に整備した平和安全法制では、「現行憲法の下で専守防衛の理念や非核三原則を堅持しながら公明党が議論をリードし、政府・与党で最終的に決めたこともしっかりと見るべきだ」と述べた。
その上で、「大事なことは政権の安定そのものではなく、安定を確保した上で何をやるかだ。直面する課題や刻々と変化する国際情勢の下で、世界の平和と国民福祉の向上に向け、公明党の役割を発揮していきたい」と訴えた。