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コラム「北斗七星」
取材する県が今月から変わった。先月は、前任地でお世話になった人たちへ離任のあいさつをした。これから、多くの人に初対面のあいさつをする◆名古屋市の壮年党員から、あいさつにまつわる、貴重な話を聞いた。「友好を広げたい」との思いで、青年時代から近隣の人などへのあいさつを励行しているという。無視する人、ぼそっと返す人もいるが、めげずに続けてきた◆2年余り前のこと。壮年が公明市議と立ち話をしていた時、よくあいさつを交わす高齢の男性が通りかかった。自分が党員であることを明かし、市議を紹介した。1年ほど前、また市議といた時に、男性が話しかけてきた。高齢者が起こす自動車事故について「政治の力でどうにかならないものか」と訴えた◆先月15日付本紙1面が、公明党の推進で、新型乗用車に急発進抑制装置の搭載が義務付けられたことを報じた。壮年は新聞を男性に届けた。後日「貴党の働きを初めて知った」との手紙が届いた。「とてもうれしかった」と壮年は語る◆あいさつについて松下幸之助は記した。「毎日の暮らしの潤滑油とでもいった尊い働きを果たしている」(『道をひらく』)。すがすがしいあいさつから党理解の輪を広げたい。(勇)









