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「水たまりなくなったよ」
歩道の排水対策に反響広がる
沖縄・豊見城市
「安心して歩けるよ!」「ありがとう!」。沖縄県豊見城市に住む宮島楓汰君と湊杜君の小学生兄弟が元気に語りかけ、父親の法雄さん、市議会公明党の宮城恵議員と喜び合った。
宮島親子と宮城議員が訪れた場所は、同市根差部地域を走る県道11号沿いの歩道。長年、雨が降るたびに東側の高台などから雨水が流れ込み、幅約5メートルの歩道に水たまりが残り続けた。
歩道は排水機能がないため、湿ったまま、コケが生えて滑りやすい状態が続いた。このため、高齢者や通学する児童らは敬遠し、やむなく交通量が多い車道や縁石の上を通行していた。
法雄さんは2024年6月に、歩道の状況や子どもの登下校の危険性などを宮城議員に相談。宮城議員は調査を重ねて実態を掌握し、県道を管理する南部土木事務所に「那覇に通じる道で交通量が多い。通学する子どもたちに、いつ事故が起きてもおかしくない」と直談判した。こうした訴えが後押しとなり、25年2月、歩道と隣接する駐車場の間に雨水を排水するグレーチング(格子状の金属製ふた)が施された。
宮城議員は工事完了後、対策内容をSNSで発信。すると、思わぬ反響が。近隣住民から感謝の声が寄せられるなど、多くの人が懸念していたことを実感した。対応を喜んだ法雄さんは、「今年の梅雨時や大雨でも水たまりができず、安心できた。即座に動いてくれた宮城議員のおかげ」と頬を緩めた。










