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魚鱗癬に適応拡大して
アトピー性皮膚炎の薬巡り
鰐淵氏に患者・家族会
鰐淵厚労副大臣(手前右)に要望する梅本代表(奥右)ら=2日 厚労省
鰐淵洋子厚生労働副大臣(公明党)は2日、厚労省で、国の指定難病であり、皮膚が魚のうろこのように硬くなり剥がれ落ちる「魚鱗癬」の患者や家族でつくる「魚鱗癬の会」の梅本千鶴代表らから、アトピー性皮膚炎などの治療薬「デュピクセント」の魚鱗癬への適応拡大を求める要望を受けた。公明党の秋野公造参院議員が同席した。
梅本代表は、魚鱗癬は患者が国内に200人程度と希少性が高く、特化した治療薬がないと指摘。アトピー性皮膚炎と魚鱗癬を併発している患者がデュピクセントを使用してかゆみが軽減された例を挙げ「症状が和らぐことが患者、家族の願いだ」として適応拡大を訴えた。鰐淵副大臣は検討する意向を示した。









