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“一人で渡る”自立へ歩む
通学路に音響式信号機を設置
東京・目黒区
音響式信号機の設置を喜び合う(左から)関区議、凜さん、麻友さん、笹野代表理事、濱口さん
ピヨッ、ピヨッ――。歩行者用信号機が青色に変わったことを知らせる音。それを聞きながら、東京都目黒区原町の交差点でこのほど、都立の盲学校に通う高校3年の田中凜さん(17)が、横断歩道を渡った。「安心して渡れた!」。凜さんの笑顔がこぼれた。
凜さんの自宅から最寄り駅の東急電鉄目黒線・西小山駅へ向かう通学路に唯一の信号機がある。音響機能がなく、目の不自由な凜さんが横断するには母親の麻友さんの付き添いが欠かせない。凜さんは成長するにつれて付き添いなしで通学するために「一人で渡れるようになりたい」と、自立への思いが募った。麻友さんは「この子の願いをかなえたい」と碑文谷警察署に音響式信号機への設置を直談判するも、進展はなかった。
事態が動いた。麻友さんは、友人の濱口暁美さん(公明党員)に相談。「地元議員に話してみる」と応じた濱口さんは、公明党の関賢一区議へ連絡した。関区議は現地を調査し、西小山商店街振興組合の笹野邦貴代表理事から「目の不自由な人が3人ほど交差点を通っている」との話を聞いた。
重要性を深く認識した関区議は、公明党の斉藤泰宏都議(当時)と連携し、音響式信号機設置を警察署に要望。押しボタンで誘導音が鳴る音響式信号機が実現した。
「娘の思いが届いてありがたい」と、一人で渡れるように練習を重ねる凜さんの自立への歩みを見守る麻友さん。凜さんは関区議に感謝の意を示し、「また困ったことがあればお願いします」と信頼を寄せた。









