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公明党結党55年に寄せて
「平和」貫く努力に敬意
「中道」「福祉」「対話」をリード
政治評論家 森田 実氏
森田 実氏
11月17日は公明党の結党記念日。今年、結党55年の節目を迎える公明党に、識者から寄稿してもらった。
政治において最も大切なことは、絶対に戦争を起こさせないことです。平和を守ることが政治の最高の責任です。
結党以来55年、公明党は、いささかもぶれることなく「平和主義」を貫き、真の「平和の党」としての責任と役割を果たしてきました。私は、国民の一人として、平和のために努力してきた公明党に深く敬意を表します。
日本国憲法は、国民主権、平和主義、基本的人権の尊重の3原理を基本理念にしています。公明党は常にこの3原理を守り抜いてきました。自主憲法の制定すなわち憲法改正を党是としている自民党と連立政権を樹立しても、公明党は憲法3原理を守り抜いています。自民党は現行憲法の基本を変更する憲法改正はできません。公明党の努力で現行憲法は守られています。
『論語』に「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」という言葉があります。「過」も「不足」もよくない、「中道・中庸」がよい、ということです。
政治において大切なことは中道・中庸を守ることです。「中道政治」が最も正しい政治のあり方です。
55年前、公明党は「中道主義」を標榜して結党されました。それ以来、公明党は少しもぶれることなく中道政治を貫き、日本の政治の安定に寄与してきました。「極右」と「極左」の不毛な対立は百害あって一利なしです。公明党は常に「対話の政治」を実現するために努力してきました。この結果、中道政治は定着しつつあります。
公明党は「福祉の党」として政界をリードし、「福祉の政治」を実現してきました。今、全ての政党が「福祉の党」に近づいています。
公明党は「教育の党」であり、「防災の党」であり、「環境の党」です。同時に「対話主義の党」です。
今、日本の政治全体が「公明党化」しています。
私は一国民として公明党を尊敬しています。